その合図で一気に起きたとたん船上に向かいキャスティングでGTを狙うが全く反応無し。
3時間程ただ時間が過ぎた頃、
船長が思い切って1時間走りま〜す。
との判断。
目的地は口之島。
自分にとっては奇跡のカジキヒットをさせた特別な場所だった。
皆が、院長の場所やんここ!
ヤスが
「またカジキ獲ったら遠征もう誘わんからなぁ〜(笑)」
もしかけても絶対跳ねるなって隠してファイトしなあかんね!
そんな笑い話をしながら6名は誘い続け、キメジ(キハダマグロの小さいの)カツオ・ハタなどポツポツ釣り上げて行く。
まだ今年のドラマは起きていない...
なんか物足りなさを感じながら、
海の神様にこっそりチャンスを与えてくれと願いました。
隣のヤスに強烈な食い込みが!
来た〜!
船長ヒット〜!
その1〜2分後、シュイーーーン、ジィーーーーッ!ジィーーーーー!
遂に私にもヒット!!
ラインの出方が早く
相手は大物とすぐわかった。
「跳ねたっ!」
後ろで格闘しているのはカジキだと聞こえた。
私の傍に来てたタムさんが
「あっ、あれや!!跳ねたで!」
船上では奇跡のカジキのWヒットだった。
よっしゃ!!と気合い充分。
相手の突っ込みに耐えに耐えるも300mあるラインがみるみるうちに出て行く...
タムさんが「ヤバい!止まらんからライン無くなるぞ!」
もうリールのラインの量は残り50m程でスカスカになっていた時に
一瞬、相手が止まる。
勝手に名付けた
『ゴリ巻きタイム』
その間に出来るだけ早く相手を寄せる。
また突っ込み走る...
またゴリ巻きタイム
巻いた分どんどん出される。
腕が腫れたかのように膨れ上がるし
繰り返し過ぎて腰が砕けそうになるし
スタンディングは揺れるし不安定。
途中、もたれかかって寄せ続けます。
先に上げたヤスがサポートに来てくれ
「去年も闘っただろ?絶対に諦めるなよ!二人共が釣り上げるんや!」
去年のファイトは、わりと表層で水面を跳ね暴れてたためカジキのスタミナが尽きていたが、今日の相手のスタミナはハンパ無かった…
ウェイト+6kgした私のパワーと魚類最速の相手のスタミナの一本勝負を皆が見守ってくれていた。
約1時間のファイトは遂に決着が着いた。
右舷に引き寄せ船長がエラにカギを刺し込んだ。
よっしゃ〜!!!
雄叫びを上げ、サポートしてくれたみんなにありがとうを伝え、Wカジキとの撮影会。
サイズは約50キロ弱
去年のよりは数字では小さいが
船の上で眺めたサイズはやはりとてつもなくデカかった。
大物釣りのアングラーが生涯に1本夢を見るカジキが2年連続となり
皆が
「院長って引きが強いわぁ〜!!信じられへん。」
間違いなく運を引き寄せ持って来たのでしょう。
船長もカジキがWヒットを目の当たりにしたことは稀にあるが、
カジキのかかったライン同士が交差してほぼ両方獲れることはないですよ。
と讃えてくれた。
口之島に着いた時の冗談話が実話に...
これぞドラマ。
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