明け方に自宅階段から落下し両手首を骨折し、救急搬送され手術を受ける。
その術後のギプス状態のまま、てんま整骨鍼灸院に来院。
1日でも早いギプス除去をお願いするべきだと伝えましたが、除去後には既に片手の3本の指が動かない拘縮という状態...
握力を測定すると7kg以下。
手術は完璧なんだけどね〜と医師は言ってたそうだ。
その拘縮については、固定方法と固定期間に問題点があったと考えられますが、しっかり自分で指を引っ張れば良いとの指示らしい。
そんなことで治るならリハビリなんて世の中に不要でしょう。
その後、1日でも早く元通りになることを願って継続し来院して頂いてます。
体内に金属プレートが入ってしまうと
治療機器は大半が使用の禁忌となりますが、限界の方法を駆使してメニューを考えて加療し続けます。
1本、また1本と次第にグーが握れるようになってきた。
しかし、半年になろうとしても1本の指だけは全く動く気配が無く、
その主治医に相談したところ、ステロイド注射しても痛かっただけで全く変化無し。
腱が切れていることも視野に入れたのか、
某医療センターに手の専門医師がいるからと紹介状を書かれたようだ。
専門医師の診察を受けた患者様は
入院し、手のひらから大きく開いて見ないとわからない。と言われたそうだ。
手術により挿入したプレートに腱が接触し切れてるかもしれないし、切れずに癒着しているのかもしれない。
当初の手術痕の3倍の面積にメスを入れる話であり、
間違いなく今までの積み重ねのリハビリが全て振り出しになるということになる...
私は当初から腱は切れてはいないと判断し、おひとりにかける治療時間は皆と同じながら手技と鍼と超音波を用いて続け、
手術を受けるか否かの選択を迫られた
返答の期限がギリギリになった先日、
『良くなりたい』と『良くなって欲しい』の双方の念力が通じたのか、遂にわずかな関節の動きが出てきました。
握力も初検時と比べ+10kg。
プレートが入って邪魔しているかもという難治性の究極のリハビリ。
諦めたらそれまで。
それ以上の回復は見込めない。
全力で取り組む姿勢から生まれる信頼感。
託してくれるからこその責任感。
癒しではなく、治療家だと自負する使命感。
長く続いた真っ暗なトンネルからやっと明かりの差す出口が見えてきた気がします…
双方が目指すゴールに着くまでは
もうひといきかかりますが
共に笑顔になれるように全力です☆
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