2013年3月14日木曜日

極み

松井秀喜選手のエピソード。

松井秀喜が引退したのは非常に残念な気持ちになった。

松井秀喜について印象に残っている事、
甲子園での5打席連続敬遠。
メジャーリーグワールドシリーズMVP。

私の中の一番は、
巨人時代に畳が破れるまで長嶋監督と素振りの特訓をした事であると。

手にマメができる松井選手に長嶋監督が、

「余分な力が入っているからマメができるんだ」
と言ったそうだ。

「余分な力が入っているとうまくバットコントロールできないぞ」
と。


私も幼少期に野球をしていたが、マメはできていたし、それが当たり前だと思っていた。

この仕事においてもリンクします、たしかに長嶋監督の言うとおりだと思う。


医学的には局所的に余計な負荷がかかり過ぎるととマメができますよね。

歪みがなくバランスがとれていればマメもできないし、余分に負荷がかかっている所に痛みがでてくる。


施術者も松井選手と同様に余計な力が入っていると、うまく自身をコントロールできない。


緊張した手で患者様の身体に触れると、一瞬で身体にバリアが張られて、硬くしこりになった筋肉を触れれなくなる。


施術者が力を抜ききってくれる状態
いわゆる“身体を預けてくれる”
こうなって初めて患者様の身体の異変が触知できる。
これは簡単なようで、とてつもなく非常に難しい・・・


まず、触った瞬間に症状を楽に出来る、治せると思える確固たる自信が必要だ。

次に、安心感を手から患者様に伝える。
これも難しい。

色々な人生を歩んできた患者様に臆せず
施術者自身が心底、安心しないと安心感はまったく伝わらない。
施術者が緊張していたら、患者様も一瞬で緊張感を覚える。

硬直した身体、心の患者様にどんなスキルの高い治療を施しても、効果は出ません。

これはスピリチュアルな意味ではなく、本来動物がもっている本能ではないでしょうか??

施術者の治療を受け入れるか拒否するか、それは頭よりも身体が先に反応するからです。


治療家として10年を過ぎてきてようやく分かってきた気がします・・・


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